Equinixがチリのサンティアゴに1億3千万ドルのデータセンターを計画

チリで5番目の施設となる

BN Americasの報道によると、Equinixはチリのサンティアゴに、データセンターの建設を計画しているとのことです。

Equinixは、チリで5番目の施設となるST5の建設にあたり、環境影響申告書を提出しました。

プダフエル区に位置するST5は、 敷地面積が42,400平方メートル（456,000平方フィート）、2階建て24,420平方メートル（263,000平方フィート）の広さをもつ施設です。16のデータルームとオフィススペースで構成されており、施設の概算費用は1億3,000万ドルです。

建設は2025年5月に開始され、第1フェーズは2027年4月に完了する予定です。

この施設には、3,500kVAの非常用発電機が16台と、38時間の燃料タンクも設置されます。

同社は既にチリで4つのデータセンターを所有しますが、そのうち3つは2022年にEntelから取得したものです。それぞれST1、ST2、ST3、ST4と呼ばれ、合計すると7.5MWのIT容量、7,536平方メートル（81,000 sq ft ）の面積を有します。

Equinixはラテンアメリカのブラジル、コロンビア、メキシコ、ペルーで85のデータセンターを運営しています。

同社は最近、 プダフエル区にあるST2に、4,600万ドルをかけた拡張工事を開始しました。工事は、2025年第1四半期に完了する予定です。同時に、メキシコのMX2とサンパウロのSP4の拡張も進めています。

また、PGIM Real Estateとのジョイントベンチャーで、xScaleラベルを米国に拡大していく旨も今週発表しました。

一方で、 Equinixは、企業の不正行為や問題の調査を行うHindenburg Researchから会計操作と電力供給の過大販売で告発されました。同社はこれを受け、今年初めに内部調査も開始しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。