NTTがシンガポールに10億ドル規模のデータセンターREIT投資

日本電信電話株式会社（NTT）が、シンガポールでデータセンター不動産投資信託（REIT）の上場の可能性を探っているようです。この問題に詳しい情報筋によると、同社はこの新規株式公開（IPO）を通じて最大10億米ドルを調達する可能性があるとのことです。

提案されるREITには、20億米ドルから30億米ドルのデータセンター資産が含まれる可能性が高く、上場は、市場の状況と規制当局の承認次第で、早ければ2025年後半に実施される可能性があります。

NTTは財務アドバイザーと協力し、REITに組み入れるのに適したデータセンターを特定し、上場計画を策定しています。しかし、同社は、公募を進めるかどうかの決定はまだ検討中であることを強調しています。

NTTデータセンターREITが成功すれば、2017年以来、シンガポールで最大規模のIPOとなります。同国では今年、IPO活動が大幅に減少し、1回の上場による調達額はわずか1950万米ドルにとどまりました。

この動きは、世界的なデータセンターの足跡を拡大し、データセンターの容量に対する需要の高まりを活用するというNTTの戦略に沿ったものです。同社の広範なネットワークは世界20か国以上に広がっています。

W.Media （Hazel Moises記者）より抄訳・転載