フィンランド・ラウマで計画中のデータセンターがゴルフ場と重複する可能性

会員からの反発も予想される

計画中のデータセンターが、フィンランドのラウマ市にあるゴルフコースと、重なる可能性があると報じられています。

ラウマは、フィンランドの西海岸に位置する町です。

Golfpisteの報道によると、フィンランドの国営エネルギー企業Fortumは、330ヘクタールの土地をデータセンター用に確保しており、その一部がRauma Golfの5つのフェアウェイと重なる可能性があるとのことです。

コースが再設計されない場合、標準の18ホールから13ホールに短縮されることになります。

Rauma GolfのCEOであるSamu Vahteristoは、「土地所有者であるラウマ市も、この件を推進する強い関心を持っています。現在のコース面積は53ヘクタールで、プロジェクトの規模を物語っています」と述べました。

容量に関する詳細は不明です。

プロジェクトの実施可否の決定は、2026年春に予定されています。

Fortumは以前、マイクロソフトと提携し、データセンターの廃熱を再利用する取り組みを実施してきました。同社は、自社でのデータセンタープロジェクトの推進を開始し、昨年6月には、ユヴァスキュラ市と覚書を締結し、セッパランカンガス地区に20ヘクタール規模のデータセンター複合施設を建設する計画を発表しました。

フィンランドのデータセンターのほとんどは、同国の首都ヘルシンキに集中しています。Verne、Equinix、atNorthなどの既存のオペレーターがフィンランドに拠点を置いている一方、Polarnode、FCDC、Arcem、Hypercoなどの新規オペレーターは、全国で複数の開発計画を進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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