米海軍、グアムのキャンプ・ブラス基地にデータセンター建設へ

米国防総省(DoD)は、グアムのキャンプ・ブレイズ基地に新しいデータセンターを建設する請負業者を募集しています。

SAM.govで公開された入札で、国防総省はグアムの海軍コンピューター・通信基地の業務を支援する「多層階通信センター施設」の建設計画を明らかにしました。

本工事の範囲は2億5,000万ドルから5億ドルと見積もられており、「ICD/ICS 705に従った機密情報施設建設工事、解体工事、付帯関連工事 」が含まれています。

このセキュアな施設は、米国籍を持つ米国企業によってのみ建設可能であると、入札では補足されています。

この工事には、通信施設に加え、平屋建ての倉庫2棟とOSP Fiber Line SONET Ringの建設も含まれます。この契約は、トータルでほぼ3年半に及ぶ見込みとなっています。

入札では、高精度冷却システムや 無停電電源装置の開発経験など、「関連する 」経験を持つ入札企業を求めています。

入札と同時に公開された図面によると、データセンターは4階建てで、データホール、UPSシステム、オフィススペースが設けられています。施設の想定ITキャパシティは公表されていません。

入札業者は2025年1月28日までに提案書を提出しなければなりません。

キャンプ・ブレイズ(Marine Corps Base Camp Blaz)は、海兵隊初のマイノリティ将校であった故・Vicente 「Ben」 Tomas Garrido Blaz准将にちなんで命名されたものです。

キャンプ・ブレイズは2020年10月1日に正式に活動を開始しましたが、現在も建設が続けられています。なお、同基地は日本政府からの一部資金提供を受けています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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