Googleがノースカロライナ州シャーロット郊外にデータセンターキャンパスの拡張を検討
レノアの拡張に6億ドル投資へ
Googleは、ノースカロライナ州シャーロット郊外に、データセンターを拡張しようと検討しています。
最初にCharlotte Observer紙が報じたところによると、同社は、データセンター拡張計画の一環として税制優遇措置を申請し、認められたとのことです。
同社が提案する拡張は、レノアの約60エーカーの敷地で、708 Lynhaven Driveのデータセンターキャンパスに隣接しています。データセンターの範囲は、公開されていません。
同社はCharlotte Observer紙への声明で、次のように述べています。「我々は、コールドウェル郡にある、既存のデータセンターキャンパスの拡張の可能性を模索しています。この場所の開発スケジュールは確定していませんが、我々のビジネスがそれを必要とする場合、さらに成長する選択肢を確保したいと考えています。」
同社は、2007年にコールドウェル郡にデータセンターを開発する計画を、初めて発表しました。当時、337,000平方フィート(31,310平方メートル)の施設に、12億ドルを投資し、2013年頃に拡張された2つのフェーズで投資すると、述べていました。
コールドウェル郡委員会のRandy Church委員長は、発表の中で次のように述べています。「Googleとの長年のパートナーシップを、強化できることを嬉しく思います。」
「過去17年間、Googleは傑出したコミュニティパートナーとして、何百もの雇用に貢献し、同郡の学生に、技術主導型経済で成功するために必要なスキルを身につけさせてきました。このような規模のプロジェクトは、公共部門と民間部門の協力によって実現するものであり、私たちのコミュニティを際立たせるものです。」
Project Cardinalの一環としての6億ドルの投資に対し、市と郡は先週、20年間にわたって不動産50%、動産85%の助成を承認しました。
Googleは、Tapaha Dynamics LLCの関連会社を通じて、減税を申請していました。スタッフは、承認を推奨していました。
このプロジェクトは、914 Virginia Streetにある38.26エーカーの区画と、919 Fairview Driveにある21.63エーカーの2つの区画で構成されています。投資期間は5年間で、30人のフルタイムの雇用が創出されます。
レノア市はまた、拡張のために必要な水容量を追加で提供し、Googleは、キャンパスの十分な水量を確保するために、自発的に680万ドルを寄付します。
同市はまた、Googleのキャンパス拡張を促進するため、Virginia Street between 815 and 1021の間の区間を、閉鎖することも承認しました。Googleは、この地域の道路間口の大部分を所有しており、運営とセキュリティの目的で閉鎖を要請しました。
レノア 市のJoe Gibbons市長は、「過去17年間、Googleがこの地域にあることを光栄に思います」と述べました。
さらに同市長は、「Googleは長年にわたり、ルノアとコールドウェル郡に多大な貢献をしてきました。彼らは地元の学校や、多くの非営利団体を非常に支援しており、このプロジェクトが彼らのビジネスや、地域社会への投資の新たな機会を開くと信じています」と付け加えました。
マネージドサービスプロバイダーであるCentrilogicもまた、 レノア に総面積23,500平方フィートのデータセンターを運営しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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