Kao Data、ハイパースケーラー向けにBTSサービスを提供

Kao Dataは、英国のハイパースケール顧客向け専用の「Built-to-Suit( ビルド・トゥ・スーツ:BTS)」サービスを発表しました。

同社は、3棟の10MW施設の建設計画の許可を得ており、建設前段階でこれらのデータセンターを設計できる機会をクライアントに提供しています。

顧客のKaoのキャンパスへの移転を迅速化させるため、同社は、英国の投資会社Legal&Generalを含む資金支援者からのローンも提供しています。

細かな制限は別として、顧客は自身の施設の設計が行え、Kaoは自社保有区画にその構築を行います。その後、顧客あるいはKaoのいずれかがデータセンターの運用を行います。

現在、利用可能なビルド・トゥ・スーツ型サービスは、英国のハーロウにあるKaoキャンパス内のみです。ただし、今後、新たなキャンパスや、更なるビルド・トゥ・スーツのオファーを発表する予定です。

重要案件

Kaoの暫定CEO兼COOのPaul Finch氏は、次のように述べています。「当社のビルド・トゥ・スーツモデルは、ハイパースケールプロバイダーに大いなる機会を提供し、大規模データセンターの構築でしばしば経験する財政面、契約面、ロジスティック、および技術面の複雑さなどの多くの障害を排除する。」

Finch氏はDCDに対し、同社は顧客の入居準備は整えていると述べています。「計画の同意は確立されており、これにより、特定の顧客要件を知るための柔軟性が大幅に向上する。そして顧客要件に合わせて設備の調整を行うことができる。」と彼は付け加えます。

同社はすでに2社と8MW、12MW施設の開発に向けて交渉中のようです。

– shutterstock

Finch氏は次のようにも述べています。「Kao Dataのエンジニアリング及び運用スペシャリストのチームとの協力により、ハイパースケーラーは将来のデータセンターの開発及び構築サイクルの大幅な短縮が実現可能となる。」

同社によると、既存データセンターのKao London Oneは、間接蒸発冷却を使用しPUE 1.2以下を実現し、同時メンテナンス可能なインフラを提供していると言います。

このサイトの最大電力容量は43.5MVAで、ハーロウ・ウェストにあるUK Power Networks(UKPN)ナショナル・グリッド変電所、400kVのRye Houseのバルク供給ポイントから給電されます。電力は、3本の33kV回路を5kmのルートで送電され、Kao Dataキャンパス内の30MvAトランスに供給されます。

Kaoのセールス・マーケティング部門VPのSpencer Lamb氏は、次のように述べています。「 ハイパースケールデータセンター の開発は、コストや時間がかかり、そして複雑だ。我々のビルド・トゥ・スーツ型サービスはプロセスを合理化し、すでに稼働し、計画承認済みのキャンパスですぐに利用可能なメガワット容量を提供する。」

「我々のオーダーメイド・アプローチの重要な要素は、モデルを変更し、それぞれのハイパースケーラーの関連コンポーネントを組み込む我々の能力である。」

Data Center Dynamics

原文はこちら