エクイニクス、3200万ユーロを投資しヘルシンキデータセンター2棟を拡張

Covid-19パンデミックに伴うリモートワークの増加により、北欧地域で高まる需要

エクイニクスは、フィンランドの データセンター 2棟に対し、3,200万ユーロ(3,880万ドル)を投じる拡張計画を発表しました。

同社は、ヘルシンキにある2か所のInternational Business Exchange(IBX)サイト(HE5とHE7)を拡張し、およそ800ラックを追加をするとしています。

エクイニクスは、今回の拡張は、Covid-19パンデミックに伴うリモートワークの需要に伴い、この地域で増大する需要に対応する動きであると述べています。

エクイニクスフィンランドのマネージングディレクターであるSami Holopainen氏は、次のように述べています。「フィンランドにおける顧客需要は増え続けている。そのため、ここで事業を行う企業の技術開発を更にサポートするため、容量追加に対する投資を行う」

「フィンランドを含み世界中で進むデジタライゼーションのペースは、過去数年間で大幅に加速している。Covid-19パンデミックはこの流れを更に加速させ、多くのデジタルトランスフォーメーション計画は、企業が当初予想していたよりも迅速に実施された」

エクイニクスは北欧でより環境に優しく成長する

エクイニクスは現在、ヘルシンキに6か所のデータセンターを保有し、そのすべては100% 再生可能エネルギー で稼働しています。また、データセンターからの余剰熱は、Helsinki Energyを介してヘルシンキ市内の住居の冷暖房に使用されています。

「フィンランドはエクイニクスにとって素晴らしい場所だ。HE5とHE7の拡張は、この地域で進めている成長戦略の一部である」と、エクイニクスの growth and emerging markets部門VPのJudith Gardiner氏は述べています。

「北欧の冷涼な気候は、冷却電力の必要性を減らす上で大きな資産であり、その他の市場、特に東ヨーロッパへの接続は、デジタルビジネスのオプションを大いに支えている。近い将来、Cinia Allianceが主導するArctic Connect Cableプロジェクトが完了すると、フィンランドはヨーロッパとアジア太平洋間の最短遅延ルートを持つことになる」

今月、エクイニクスは、2030年までにクライメイト・ニュートラルの合意に署名 した、ヨーロッパの主要クラウド及びデータセンター事業者に加わりました。

Data Center Dynamics

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