ロシアMTSがサンクトペテルブルクにデータセンターを開設

ロシア最大のモバイルネットワーク事業者であるMTSは、ロシアのサンクトペテルブルクから25kmほど南にあるFyodorovskoyeにデータセンターを開設しました。

データセンター は最大16MWまで拡張できるとしています。また施設はUptime Instituteの TierIII Design認定を受け、顧客に信頼性の高いサービス提供が約束されます。

モバイルネットワーク

MTS(Mobile TeleSystems)は、ロシア最大のモバイル通信網を運営しており、旧ソビエト連邦全体で見ると1億人以上の加入ユーザを保有しています。これはMTSとして11番目のデータセンターとなります。同社は、2007年から2018年の間に9か所(モスクワで3か所、ニジニノヴゴロドで2か所、サマラ、ノボシビルスク、ウラジオストク、クラスノダールにそれぞれ1か所)のセンターを開設し、そして2018年にAvantzh LLCを買収し、建設途中であったモスクワの20MW施設を取得しました。

同社の2か所のMTSデータセンターは Uptime Institute のTier認定を取得しています。ノボシビルスク施設は Tier III Design認定を取得し 、そしてノヴゴロドはTier III Design認定し、4つのモジュールそれぞれにTierIII Facility認定を取得しています。

ノヴゴロド施設と同様、サンクトペテルブルクのデータセンターもモジュラー型の施設です。施設は、企業顧客や州の機関を対象としており、大容量ストレージ、バックアップサービス、およびITシステムをMTSのクラウドサービスに移行する機会を提供します。

データセンターは、MTSと地方政府間との協力協定に基づき建設されたとTelecomPaperは報じています。

同社は、ノボシビルスク、沿海地方、および南ロシアに、モジュラー型ベースのデータセンターの更なる建設を計画しています。

Data Center Dynamics

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