Vantage 、マレーシアのサイバージャヤに2つ目のデータセンターキャンパス計画
KUL2、10棟のビルで256MWを提供へ
Vantage Data Centersは、マレーシアのサイバージャヤに大規模な新キャンパスを計画しています。
今週、サイバージャヤの技術ハブの開発を任されている国営企業であるCyberviewは、Vantageが30億ドルを投じて同市に2つ目のデータセンターキャンパスを開発すると発表しました。
Vantageは、最近市内で開催されたイベントでCyberviewと契約を結び、投資を正式に決定しました。
KUL2として知られる35エーカーのキャンパスは、10棟の建物と276万平方フィート(256,000平方メートル)の敷地に最大256MWの容量を提供する予定です。このキャンパスには、Tenaga National Berhad(TNB)の500MVA N+1変電所が設置される予定です。
詳細な場所や開発スケジュールは明らかにされていません。
Cyberview のマネージングディレクター代理である Mohd Hafiz bin Ibrahim 博士は次のように述べています。 「Vantageとの契約は、サイバージャヤにとって重要なマイルストーンであり、ハイパースケールデータセンタープロバイダーにとって理想的な場所として、サイバージャヤを位置づけるものです。現在、マレーシアのコロケーションプロバイダーの90%がサイバージャヤに拠点を置いており、ダークファイバー接続を備えた世界クラスのインフラを活用しています。」
また、VantageのAPAC事業の最高執行責任者であるGiles Proctorは、「Vantageは、ダイナミックなアジア太平洋市場に参入して以来、マレーシアでの足跡を拡大してきました。サイバージャヤでのポジティブな経験は、この地域で最大のハイパースケールキャンパスを建設することで、同市のデジタルインフラを推進するためのさらなるステップを踏むことを後押ししてくれました」と述べています。
DigitalBridge傘下のVantageは、DigitalBridgeがPCCWのデータセンター事業を買収し、PCCWとAgileDCの両方をVantageに統合して、2021年にAPAC市場に参入しました。元のKUL1サイトは、PCCW買収の一環としてVantageに引き継がれたものです。
6エーカーのKUL1キャンパスでは、4棟の建物で31MW、463,000平方フィート(63,000平方メートル)の施設を提供する予定です。同キャンパスの2棟目となる4階建てのKUL12は昨年完成し、3棟目となるKUL13の工事も同時に開始されています。
BusinessTodayによると、同キャンパスの最後の建物となる4棟目の工事が進行中で、完成後は16MWを供給する予定です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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