Vattenfallが持続可能なコンピューティングを提供するデータセンターのパイロットプロジェクトを開始
VattenfallとCloud&Heat Technologies社は、化石燃料を使わず、信頼性の高い高速コンピューティング能力を提供することを目的としたデータセンターのパイロットプロジェクトを開始しました。ストックホルム郊外にあるこのデータセンターは、人工知能やハイパフォーマンス・コンピューティングのアプリケーションに対応したハイエンドサーバーを備え、隣接する地域暖房工場のプロセスで発生する余剰熱を利用することで、持続可能性を高める設計となっています。
この新しいデータセンターは、ストックホルムの南に位置するヨルドブロにあるVattenfallのバイオマス燃焼地域暖房工場に設置された2つのコンテナで構成されています。Vattenfallがインフラと安全な敷地を提供し、Cloud&Heat Technologies社が運用を行います。
高性能かつ低コストのコンピューティング能力に対する需要は、特にIoT&人工知能アプリケーションにおいて急速に高まっています。」VattenfallのプロジェクトマネージャーであるBirger Oberはこのように述べています。「スウェーデンのパイロットサイトにある当社の新しいデータセンターは、コスト効率が高く、信頼性が高く、化石燃料を使用しないコンピューティング能力を必要とするお客様のために、すぐに運用を開始することができます。」
「Cloud&Heat Technologies社は、エネルギー効率が高く、拡張性があり、安全性の高い高密度インフラソリューションを提供しており、将来の要件を満たしています。Vattenfallの専門知識とCloud&Heat社の技術により、水冷式データセンターの建設が可能になりました。このデータセンターは、運用時のCO2排出量がゼロで、さらにVattenfallのヒートネットワークに直接組み込まれ、熱を直接再利用することができます」とCloud&Heat Technologies社のCTOであるイェンス・ストラックマイヤー博士は述べています。
Digital Infra Network (Dan Scarbrough 記者)より抄訳・転載
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