Macquarie Data CentresがSubmer社の液浸冷却を導入へ
オーストラリアのMacquarie Data Centresは、データセンターにSubmer社の液浸冷却を導入すると発表しました。
Macquarie Telecom Groupの関連企業である同社は、Submerのデータセンター技術を利用するオーストラリアのホスティングプロバイダーResetData社と複数年契約を締結しました。
このパートナーシップにより、オーストラリア国内でSubmer社の冷却技術が初めて独占的に採用されることになります。ResetData社は、Macquarie Data Centresの施設内でディザスタリカバリ・アズ・ア・サービス(disaster recovery-as-a-service:DRaaS)を提供する予定です。
「ResetData社とのパートナーシップにより、オーストラリアのデジタル経済を推進するGPUaaSのようなますます重要とされるテクノロジーを実現する。将来のデジタルアプリケーションを実現する技術がどのように市場に出てくるかを確認するのは良いことだ」Macquarie Data CentresのグループエグゼクティブであるDavid Hirst氏は、このように述べています。
Macquarieは、現在オーストラリア国内で5か所(シドニーに3か所、キャンベラに2か所)のデータセンターを運営しています。
Submer社は、コンピュータのコンポーネントやサーバ全体を、dielectric coolant(誘電性クーラント)と呼ばれる熱伝導性はあるが電気伝導性のない導電性流体に浸す液浸冷却技術を提供しています。
昨年、Submer社は、小型のSmartPodXLおよびSmartPodXL+と共に、より大型のエンクロージャーであるMegaPodを発表しました。
スウェーデンの研究機関RISEは、スウェーデンのルーレオにSubmer冷却装置を使った小規模データセンターを設置しました。また、Wyoming Hyperscaleは、120MWの施設の稼動開始後に同社の冷却技術を使用する計画を立てています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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