シュナイダー、UPS as a serviceを提供開始
シュナイダーエレクトリック社は、APCのUPS(無停電電源装置)を、パートナー企業を通じてリース販売を開始すると発表しました。
これは、リセラーや卸売業者がAPC Smart-UPSシステムを監視や派遣サービスと組み合わせることで、「UPS as a Service」を顧客に提供するというアイデアです。これにより、パートナーは円滑なキャッシュフローを得ることができ、また顧客にとっては資本コストを削減し、設備投資(Capex)を運用費(Opex)に振り向けることができます。
HPEやLenovoなどのITベンダーは、以前からハードウェアをサービス(as a service)として提供してきました。これは昔ながらの「リース」という言葉で、何年も前にさかのぼる形態です。しかし、データセンターに設置されている機械設備や電気設備においては、そのようなアプローチには抵抗がありましたが、Vertivがこのアイデアを提案しました。今回の発表では、0.75kVAから3kVAまでのモデルが発表されており、小規模設備向けのSmart-UPSシリーズが、このモデルの影響を受ける可能性があります。.
この契約は、お客様とチャネルパートナーの間で条件の合意が取り交わされます。
契約内容には、遠隔監視用ネットワークマネジメントカードがプリインストールされたUPSと、シュナイダーのIT監視ソフトウェア「EcoStruxure」、24時間365日のサポートを提供する派遣サービスが含まれます。契約期間は、3年から5年まで柔軟に対応できます。
シュナイダーエレクトリック社の北米チャネル担当バイスプレジデント、シャノン・スバー氏は次のように述べています。「ソフトウェアとサービスが一体となってお客様にメリットをもたらすことで、当社のパートナーは変化するビジネスニーズをより的確に満たすことができ、また、この困難な時期に事業を成長させるための新たな機会と新たな収益モデルを開拓することができる。IT販売パートナーがUPS as a Serviceソリューションを開発することで、私たちはITソリューションプロバイダに新たな価値を提供し、新たな経常収入源とUPSのライフサイクルにおけるタッチポイントを増やし、顧客とのより強固な関係を構築できるようにしていく」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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