PDU
PDUとは、Power Distribution Unitの略で電力を分配する設備・機器のことを示しますが、データセンター内の立場により、ラックマウントPDU(→IT担当者)やあるいは 分電盤 (→設備担当者)を意味し、理解が異なる場合がありますので注意が必要です。
一般的にIT系の担当者が良く言うPDUとは、ラックにマウントするコンセントバーを意味することが多いです。後述する分電盤と区別する意味で「ラックマウントPDU」あるいは「ラックPDU」と呼ぶこともあります。
これは、ラック内にあるサーバーやネットワーク機器に電力を分配する為の機器として利用されます。ラックマウントPDUには、多種多様のモデルが有りますが、大きくは下記4つの機能に分類され、ニーズにより選択が可能です。
1. ベーシックPDU:監視管理機能を保有せず、あくまで電力配分用。いわゆる一般的なコンセントバー
2. 計測機能付きPDU:
・コンセントバー全体もしくはバンク単位(内部ブレーカ単位)での電流や電力を計測する機能を実装したPDU
・アウトレット単位での電流や電力を計測する機能を実装したPDU
国内では大和電器株式会社などが製品をリリースしています。
3. リモート監視機能付きPDU:
・計測機能付きPDUに、ネットワーク機能(LAN)を追加実装したPDU。メータードPDU・インテリジェントPDUとも呼ばれる。
主にAPC, Aten, GEIST, Server Technology, Raritanなど海外メーカー製品が有名です。
4. アウトレットのON/OFF機能付きPDU:
・リモート監視機能付きPDUの機能に加え、アウトレットのON/OFF機能を追加実装したPDU
主にAPC, Aten, GEIST, Server Technology, Raritanなど海外メーカー製品が有名です。
一方で、設備部門が言うPDUは上記のラックマウント型PDUとは意味が異なり、 分電盤 の事を指します。
ラックマウントPDUや電源ソリューションに関するご相談や製品紹介ページは下記URLからご確認ください。
各社インテリジェントPDU製品の御紹介
電源ソリューション – DC ASIA Ltd.
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