
Anthropic が 2026 年の IPO に向けた準備作業を開始
現在の資金調達は最大 3,500 億ドル評価
Claude を開発するAnthropic は株式市場への上場に向けた初期作業を開始しました。
Financial Times によると、この生成AI企業は、新規株式公開(IPO)の準備を進めるため、法律事務所 Wilson Sonsini を選定したと報じています。
Anthropic はまだ IPO の引受幹事(アンダーライター)を選んでおらず、協議はまだ初期段階にあります。CEO の Dario Amodei 氏は、IPO に関して大手投資銀行と非公式の協議も行っているとされています。
Anthropic は声明で次のように述べています。
「当社の規模と収益レベルで運営する企業が、事実上公開企業のように行動するのは非常に一般的なことです。上場する時期、あるいは上場するかどうかについて、当社としてまだ何の決定もしておらず、現時点で共有できるニュースはありません。」
Anthropic は現在、OpenAI の競合とされる同社を 3,000億~3,500億ドルの評価額 で評価するプライベート資金調達の協議を進めています。
このラウンドには、NVIDIA が先月表明した 100億ドルの投資、Microsoft が約束した 50億ドルの出資 が含まれます。Google と AWS もまた Anthropic の投資家です。
Anthropic は現在 Amazon Web Services と Google Cloud を利用しており、今年10月には Google と 1GW 超のコンピュート契約 を結びました。Microsoft との契約の一環として、Anthropic は今後、Microsoft Azure のコンピュートキャパシティを 300億ドル分 購入する計画です(期間は非公開)。
また、同社は、Fluidstack の施設に 500億ドル規模のデータセンター投資 を行うと別途発表しました。ただし、これらの施設は Google が運営するサイトと同一であるため、同じ契約に含まれる可能性があると考えられます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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