Lambda Labs、AIクラウド構築のため4400万ドルを調達
米国のコロケーションおよびクラウド企業Lambda Labsは、シリーズBラウンドで4400万ドルを調達しました。
ハイパースケールクラウド企業よりかなり小規模ながら、Lambdaは人工知能(AI)トレーニングでニッチを切り開いてきました。Amazon Web ServicesのオンデマンドクラウドコンピュートのA100 GPUあたりの時間単価は4.10ドル、Google Cloudは2.46ドルですが、Lambdaでは1.10ドルと主張しています。なお、Amazonのサーバーレス、イベントドリブン型コンピュートサービスであるAWS Lambdaとは無関係です。
同社は、カリフォルニア州サンフランシスコとテキサス州アレンにデータセンターを有しているとしていますが、ホールセールコロケーション施設での展開である可能性が高く、DCDはLambdaに明確な説明を求めています。
このラウンドはMercato Partnersが主導し、QuoraのCEO Adam D’Angelo、Clouderaの共同創業者 Jeff Hammerbacher、OpenAIの共同創業者 Greg Brockman、Weights and Biases創業者 Lukas Biewald、Y Combinator社長 Garry Tanが参加しています。
さらに、1517、Gradient Ventures、Georges Harik、Bloomberg Beta、Crescent Coveといった既存のLambda投資家が加わりました。MercatoのマネージングディレクターであるRyan Sandersは、Lambdaの取締役に就任しました。
新たな資金は、AIクラウドの構築を加速させるのに役立つとLambdaは述べています。
同社は、高速ネットワークインターコネクトを備えたNvidiaの最新GPU「H100」を数千台導入する予定です。また、ディープラーニング、GPU仮想化、ネットワークファブリック、データセンター規模のコンピューティングが交差する場所で働く人々を雇用する予定です。
Lamda Labsの共同創業者兼CEOであるStephen Balabanは、「Lamdaは、AIをトレーニングするための世界最高のクラウドを構築しています」と述べています。「ここ数年、私たちのクラウド製品は急激に成長しています。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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