OCPのパートナーJtecがデータセンターのラック全体を移動できるカートを発表
すでにMetaが使用しているのではないかという憶測が飛び交う
Open Compute Project(OCP)のパートナー企業であるJtecが、データセンターのラックをフル実装したまま移動できるサーバーラックカートを発表しました。
「ORV2/ORV3対応Dual Bay Data Server Cart」と名付けられたこの製品は、1台あたり最大1,500kgのラックの運搬が可能で、自律走行型無人搬送車(AGV)または有人倉庫車両に取り付けることができるようです。
Open Compute SummitのMetaブースでこのソリューションのライブ・デモンストレーションを見ることができると The Registerが報じたことから、Facebookの親会社であるMetaがすでにこのソリューションを使用しているにではないかと推測されています。
Jtecによると、このようなマシンへの需要はハイパースケーラーの間で特に顕著であり、同社は「大手ハイパースケーラー」(おそらくMeta)やAGVメーカーと協力して、4年間かけてこのカートを開発したと述べています。
このカートは、従業員がホイール付きのラックをカートの上に載せると、床から約1センチ持ち上がり、必要に応じてラックを簡単に移動させることができます。ラック全体の推定重量を考えると、機械の助けなしには不可能なことです。
このソリューションは、すでにハイパースケールデータセンターに導入されているとしながらも、まだプロトタイプであり、最終的な安全性テストが行われている段階であるとのことです。Jtecは、このソリューションは2023年第4四半期には利用可能になるだろうと予測しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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