ArmとソフトバンクがAmpere買収を検討中
ソフトバンクは2021年に初めてこのチップメーカーに関心を示す
Armとその所有者であるソフトバンクが、Ampere Computingの買収を検討していると報じられました。
ブルームバーグの報道によると、買収案に関して「戦略的オプション」が検討されているとのことです。
ソフトバンクは、2021年に初めてAmpereの買収に興味を示しました。しかし、翌年に同チップメーカーがIPOを申請し、Oracle(オラクル)が同社に、4億2600万ドルを投資していたことが文書で明らかになったため、ソフトバンクは買収を進めませんでした。
オラクルはその後、2024年5月期に6億ドル、2023年期に4億ドルの転換社債をAmpereに投資しています。2024年9月、オラクルはAmpereの29%を所有し、2026年1月に債務融資の満期を迎えると発表しました。
同年9月、Ampereがファイナンシャルアドバイザーと協力して、売却の可能性を模索していると報じられました。
2017年にCEOのルネ・ジェームズCEOと、元Intel(インテル)の同僚たちによって設立されたAmpereは、近年データセンター事業者の間で人気が高まっているArmアーキテクチャをベースとした、サーバー専用チップを設計しています。
当初はArmのNeoverse設計図に基づいていましたが、現在では完全に自社製のArmコアを搭載した、最新シリーズ「Ampere One」を設計しています。
Arm、Ampere、ソフトバンクの3社はいずれも、ブルームバーグのコメント要請を拒否しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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