エレクトロニクス企業のリコーがクラウド移行

日本企業がグローバル事業を統合

画像処理と電子機器に特化した日本の企業である株式会社リコー(本社:東京都大田区、社長執行役員:大山 晃、以下、リコー)は、オンプレミスのワークロードをクラウドに移行しました。

クラウドへの移行は、同社のGLIDERデータインフラストラクチャプロジェクトの一環で、グループを構成する50社以上の別々の会社から、販売、在庫、業務のデータを、処理と分析のための一元化されたシステムに統合することを目的としています。

同社は以前、インフォマティカのオンプレミスPowerCenter環境を使用していましたが、今回、既存のPowerCenter資産をクラウド上で再利用できるクラウドネイティブなインフォマティカのIntelligent Data Management Cloud(IDMC)プラットフォームに移行したことで、時間と移行コストを削減することができました。

株式会社リコー デジタル戦略部 プロセス・IT・データ統括 副統括長 コーポレートIT統括センター 所長 浜中 啓恒氏は、次のように述べています。「私たちは、現在のInformatica PowerCenterソリューションをAIを活用したクラウドネイティブのインフォマティカのIDMCに最新化することを選択しました。これは、IDMCのプラットフォーム中立性、マルチクラウドサポート、優れた機能とパフォーマンス、PowerCenterからIDMCへのワークロードの変換を数分で加速する能力、および世界中のビジネスオペレーションのシームレスで適時性をサポートする能力があるためです。」

また、インフォマティカ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小澤 泰斗氏は、次のように述べています。「当社は、リコーのデータ統合プロジェクトを支援できることを嬉しく思います。これにより、お客様はグローバル規模でデータ変革を推進し、グループ企業全体で卓越したオペレーションを実現できるようになります。」

リコーの以前のデータセンターに関する情報は限られています。DCDは同社に詳細について問い合わせています。

同社は、日本の多国籍企業です。理化学研究所、通称「理研」の商業決定(現在は廃止)によって設立された会社です。

リコーの子会社の一つではデータセンターとインフラサービスを提供しています。

インフォマティカは、自らを 「エンタープライズAIを活用したクラウドデータ管理のリーダー 」と説明しています。英国のデジタルマーケットプレイスによると、インフォマティカは「グローバルデータセンター」を持ち、そこからクラウドサービスを提供しているとのことです。これらのデータセンターが完全な自社所有なのか、コロケーション施設のスペースを借りているのかは不明です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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