
ソフトバンク、データセンター投資企業DigitalBridgeの買収を検討中
ポートフォリオに Vantage、DataBank、Switch など
日本の投資および通信大手のソフトバンクが、DigitalBridge の買収に向けて協議中であると、Bloomberg が報じています。
DigitalBridge は9月末時点で約1,080億ドルの運用資産を保有しており、これにはAIMS、AtlasEdge、DataBank、Switch、Takanock、Vantage Data Centers、Yondr Group などが含まれています。
また8月時点で、同社は開発中または運用中を合わせて5.4GWのデータセンター容量を保有していました。
同社自身の評価額は本日の早い時点で18億ドルと、今年に入ってから13%下落していました。しかし買収協議のニュースを受け、株価は31%上昇し23.3億ドルとなりました。
取引は数週間以内にも成立する可能性がありますが、確実ではありません。
孫正義氏が率いるソフトバンクは、生成AIブームに積極的な投資を進めようとしていますが、多額の負債を抱える同社はその野心を実現するための資金調達に苦戦しています。
同社は OpenAI の「Stargate」データセンタープロジェクト(および OpenAI 本体)の主要な支援者の一社ですが、まだすべての拠出金を支払っていません。
今年11月、同社は OpenAI 計画の資金確保のために、保有していた Nvidia 全株を58.3億ドルで売却しました。この判断について、孫氏は「泣く泣く手放した」と語っています。
DigitalBridge のポートフォリオ企業である Vantage は、現在米国ウィスコンシン州で建設中の1GW近いデータセンターを含む Stargate プロジェクトの一部を担っています。
オルタナティブ投資企業の26Northは、今年5月にDigitalBridgeの買収交渉を行っていました。
DigitalBridge は今年11月、データセンター、ファイバー、タワーインフラへの投資を目的とした117億ドル規模の「DBP III」ファンドをクローズしました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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