DigitalBridge が Vantage SDC の支配権を売却

投資会社が12.8%の株式を保有

DigitalBridge Groupは、Vantageが運営する安定化データセンターを保有するために設立されたVantage SDC(Stabilized Data Centers)の支配的株式を売却すると発表しました。

同社は今週、Vantage SDCの支配的財務持分をすでに保有しておらず、2023年12月31日をもってVantage SDCを非連結化すると発表しました。

このニュースは、投資家に対する特定の利益分配金の株式持分への転換や、Vantage SDCの特定のガバナンス権の変更を含む、一連の契約の締結の後に発表されたものです。

Vantage SDCは、北米の4つの市場にサービスを提供する13のハイパースケールデータセンターのポートフォリオで、Vantage Data Centersが管理・運営しています。

今後、Digital Bridgeが保有するVantage SDCの12.8%の持分は、今回の取引で13.1%から希薄化され、同社の貸借対照表上では「投資」に計上されることになります。

DigitalBridge の最高経営責任者(CEO)である Marc Ganziは、次のように述べています。「デジタルインフラに対する継続的な需要と、このセクターにおける価値構築の歴史を原動力とする長期的な収益を推進するため、投資先と完全に連携した純粋なオルタナティブ資産運用会社となったことをご報告できることを嬉しく思います」

彼はこう続けました。 「Vantage SDCの非連結化により、当社は2023年の主要目標を達成し、事業概要と報告構造を簡素化する一方、電力制約のある北米の主要市場にサービスを提供するVantage SDCの高品質データセンター資産への財務エクスポージャーを維持することができました」

DigitalBridgeは、2023年3月にVantageの少数株式を売却する意向を最初に発表し、2023年4月にMEAGとInfranityを含むVantage EMEA事業の投資コンソーシアムを結成しました。

昨年末、AustralianSuperはVantage EMEAに15億ユーロ(16億ドル)を投資しました。今週、Silver LakeとDigitalBridgeがVantage Data Centersに64億ドルを投資しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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