Compass DatacentersがモントリオールのRoot Data Centerを買収
Compass Datacentersは、投資家からの追加資金を受けて、モントリオールを拠点とするホールセールコロケーションプロバイダーのRoot Data Centerを買収しました。
Rootのデータセンターの買収完了後は、Compassが現在の 375MWの容量を持つキャンパス全体を運用します。買収金額については明らかにされていません。
カナダへの進出
Rootはモントリオールで2つのデータセンターを運営しており、同社のMTL-R1データセンターの拡張工事が完了すると、総容量は65MWになります。買収完了後は、これらの施設はCompassのカナダ国内における初の施設になります。
Rootの施設はモジュラーデザインを採用しています。同社はMTL-R2サイトはカナダ最大の ホールセールデータセンター であると主張しています。
同社は、 PUE 1.2、1〜3 MWの容量を150日以内に導入でき、データセンターは Uptime Institute が定める Tier IIIの要件を上回ると主張しています。ただ、Rootのデータセンターは、まだUptime Instituteによる認定を受けていません。
現Rootの最高経営責任者(CEO)で、買収後は Compass のインターナショナルプレジデントに就く予定のAJ Byers氏は、こう述べています。「我々はCompassの一員になることに興奮しています。 我々の既存顧客は今後戦略的な米国市場にアクセスできるようになり、またCompassの顧客はモントリオールからの恩恵を受けるでしょう。特に、モントリオールの十分なファイバー容量とHydro-Québec( イドロ・ケベック社 )からの安価な 再生可能エネルギー の供給により、クラウド/ハイパースケール企業は持続可能な目標を達成しつつ、需要に応えながら成長することができます。」
451グループのリサーチ担当バイスプレジデントのケリー・モーガン氏は、次のように述べています。
「先週、 Compass は 最大30億ドル規模の新しいデータセンターキャンパスを開発する計画を発表しました。このスキームは、長年の投資家であるRedBird Capital PartnersとOntario Teachersの年金プランからの追加投資、ならびにイスラエルの不動産開発業者であるAzrieli Group Ltd.からの新規投資によって支援されています。」
Compass は、アリゾナ州グッドイヤーのハイパースケールキャンパスに、最初の2棟のデータセンター構築をすでに開始しています。全ての建設が完了すると、キャンパス全体で8棟のデータセンター、合計350MWの容量を敷地内に有することになります。
Compass はまた、バージニア州北部のラウドン郡 にもデータセンターを建設中です。6MWのその施設は、計画では合計75MWのキャンパスの最初の施設になります。
Data Center Dynamics
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