Charoen Pokphand GroupがTrue IDCデータセンター部門の売却を検討中

タイのコングロマリットであるCharoen Pokphand Group(CP Group)が、同社のデータセンター部門の売却を検討していると報じられています。

ブルームバーグによると、同社傘下のTrue Internet Data Center Co.(True IDC)の売却は、約2億ドルの値がつく可能性があると報道してます。

CP Groupのデジタル部門Ascend Corp.の一部門であるTrue IDCは、タイで4か所、ミャンマーで1か所のデータセンターを運営しています。

2003年にAscend Groupのデータセンターとして開設されたTrue IDCのタイ施設は、バンナー、ムアントン、ラチャダ、パッタナカーンに存在します。2015年にはヤンゴンにミャンマー・データセンターを開設しています。

2018年にTrue IDCは、ソフトバンクグループのBBIX Inc.と共にBBIX Thailandという合弁会社を設立し、同国内でキャリアニュートラルかつ低遅延のInternet Exchangeピアリングサービスを提供しています。

このニュースは、アジア太平洋地域における今後のデータセンター売却の可能性を示すものです。フィリピンでは、通信事業者のPLDT、Globe Telecom、Ooredooの子会社であるPT Indosatが、現在、データセンター事業の売却を検討していると報じられています。

4月には、香港の通信会社PCCWが自社データセンターの10億ドルでの売却を検討していると報じられましたが、最終的に7億5,000万ドルでDigitalBridgeに売却され、今年後半にはVantageの新しいAPACポートフォリオに統合される予定です。

また、シンガポールでは、Singtelが「戦略的リセット」と「リストラ」の一環として、データセンター部門の売却を検討しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。