GDCGが富士通が管理するオーストラリア・パースのデータセンター売却
富士通のリース契約は残り1.5年で、5年間の延長も可能
Global Data Centre Group(GDCG)が、オーストラリアのパースで富士通が管理するMalagaデータセンターを売却したことを発表しました。
売却額は3,900万豪ドル(約39億円)で、売却先は明らかにされていません。契約のクロージングは2024年5月に予定されており、売却収入はまず2475万豪ドル(約25億円)の不動産ローン返済に充てられるとのことです。
David Yuile社長は、 「この取引は当グループが掲げる価値実現戦略に沿ったものであり、我々はこの結果に満足しています」と述べました。
敷地は富士通に15年契約で100%リースされており、残りのリース期間は約1.5年で、5年間の延長という選択肢も残っているようです。
GDCCが2月に発表した2023年末の決算によると、Malagaデータセンターは売却目的で保有され、その評価額は4,000万豪ドル(約40億円)であるとのことでした。
Malagaは2009年に建設された2階建てのデータセンターで、 敷地面積は3,500平方メートル(37,675平方フィート)、8つのデータホールで5MWを提供しています。
David YuileがGDCGを立ち上げたのは2018年です。自身がCEOを務めていたオーストラリアのデータセンターグループ、Metronodeが2017年、Equinixに10億豪ドル(約1000億円)で売却された後のことでした。
GDCGは、2020年にAirTrunkの株式88%を取得したMIRA主導のコンソーシアムに、3200万ドル(約50億円)を投資したこともあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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