Virgin Media O2、Cornerstone保有タワー16%をGLILに売却へ

買収は数週間以内に完了する見込み

今週初めの報道に続き、Virgin Media O2は、モバイルタワーのジョイントベンチャーであるCornerstone (CTIL) の16.67%の少数株式をGLIL Infrastructure LLPに売却することで合意に達したことを確認しました。

発表によると、取引が完了すれば、同社は約3億6000万ポンド(4億3600万ドル)の現金を受け取ることになります。

取引が成立すれば、Virgin Media O2はCTILの株式33.33%を保有することになります。

今週初め、通信事業者がCTILと独占交渉に入り、Cornerstoneの株式をGLILに売却すると報じられました。

Cornerstone は英国最大のタワーインフラ企業で、地方と都市部に2万本のマストを保有しています。同社は、2025年までにこれをさらに1,200カ所に拡大することを約束しています。

2021年にVirgin MediaとO2が合併した後、Liberty GlobalとTelefónicaが所有するVirgin Media O2は、Cornerstoneの半分を所有し、英国内のモバイルインフラを維持・運営しています。

残りの半分はVodafoneが支援するVantage Towersが所有しています。

Virgin Media O2は、Vantage Towersと共にHoldCoの大株主としてCornerstoneの共同支配を継続すると述べています。

同通信事業者は、この買収がVodafone UKとの既存の商用ネットワーク共有契約に影響を与えることはないとつけ加えました。

「Cornerstone の少数株主持分の売却は、当社にとって論理的な動きです。私たちはタワーインフラを部分的に収益化すると同時に、5Gを英国全土に展開し、4G接続を強化する上で重要な資産の運営と戦略的共同支配権を保持します」とVirgin Media O2のCEOであるLutz Schüler氏は述べました。

「この取引は、Virgin Media O2が次世代固定網とモバイル網を拡大し、アップグレードするために英国で投資を続けるという、当社の中核インフラと資本配分戦略に完全に合致しています。信頼できる英国中心の投資家として、GLIL は Cornerstone の Virgin Media O2 にとって最高の長期的パートナーです」

Virgin Media O2は、この取引は数週間以内に完了する見込みであると述べました。

このところ、多くの通信事業者がタワーのインフラをスピンオフしており、VodafoneのVantage TowersやDeutsche TelekomのGD Towersなどがその例です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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