Lumen、Stonepeakにラテンアメリカ事業を27億ドルで売却

Lumen Technologiesは、同社のラテンアメリカ(中南米)事業部門をStonepeak Infrastructure Partnersに27億ドルで売却しました。

この取引により、Lumenはラテンアメリカ事業を放棄し、同事業は投資会社の下で独立した米国本社のポートフォリオ会社として運営されることになります。

両社は、この取引を2022年前半に完了させる予定です。オーストラリア最大の年金基金であるAustralianSuperも、Stonepeakとともにこの取引に投資しています。

Lumenの現在のラテンアメリカのリーダーシップチームと組織は、Lumenの同地域担当のプレジデントであるヘクター・アロンソ氏が率いる現状は名前が決まっていない「新LATAM会社」に残ります。また、Lumenは、新LATAM会社との戦略的関係を維持し、同地域の共同顧客へのサービスを継続します。

Lumenのプレジデント兼CEOであるジェフ・ストーリー氏は次のように述べています。「今回の取引は、当社の株主の皆様に価値をもたらすとともに、新LATAM会社との戦略的提携を通じて、当社のグローバルなプレゼンスを維持することができるようになる。またこの取引により、Lumenは、資本配分戦略に柔軟性を持たせつつ、将来の成長促進に向けて重要分野への投資を集中させることができる」

具体的な取引内容は明らかにされていませんが、両社の提携には、「互いの広範な光ファイバーフットプリント、データセンター、その他のネットワーク資産を活用した相互再販およびネットワークの調達」が含まれているようです。

Stonepeakは、今回の取引について、「海底、地上の広範なファイバー、データセンターのフットプリントと共に、ラテンアメリカの通信プラットフォームに投資するチャンスである」と述べています。

CenturyLinkは、昨年、Lumenとしてブランドを一新しました。CenturyLinkブランドは、従来のカッパー(銅線)ベースのサービスの顧客向けブランドとして使用され、光ファイバーベースのサービスはQuantum Fiberの名称で提供されています。

Lumenのウェブサイトによると、同社はラテンアメリカには少なくとも9か所(ブラジルのクリチバ、リオデジャネイロ、サンパウロでの3カ所のほか、ベネズエラ、ペルー、エクアドル、チリ、コロンビア、アルゼンチン)のデータセンターを保有し、サービスを提供しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。