T-Mobile データセンター、フロリダで売却へ

今年売りに出される旧Sprint跡地のひとつ

フロリダ州オーランドで、T-Mobileが退去する予定のデータセンターが売りに出されています。

LoopNet 経由で Romans Properties がオーランドの 360 S Lake Destiny Rd をリースまたは売却可能としてリストアップしています。掲載価格は含まれていません。

この敷地は、2024年第1四半期から利用可能な構築済みデータセンターと説明されています。敷地内にはデータセンター設備とインフラ、多数のファイバープロバイダーがあります。

3.1エーカーの敷地に1997年に建設されたこの施設は、26,245平方フィート(2,430平方メートル)の広さがあります。現在1.25MWの電力を供給しており、地元の電力会社Duke Energyにより7.25MWまで拡張可能です。

現在のテナントであるT-Mobileは、2024年第1四半期には完全に退去する予定でいます。

「T-Mobileは、Sprint買収と市場における施設の重複のため、このデータセンターを退去させようとしています」と、パンフレットには記されています。この施設のすぐ隣にはT-Mobileの同様のデータセンターがあります。

Sprintは20年以上この場所に入居しており、最後に施設を拡張したのは2013年でしたが、その間に多くの施設改修を行っています。この施設には、発電機、UPSユニット、冷却装置、PDU、電気機器などのインフラや設備が含まれています。

この施設は昨年、NNNリース投資として売却が決定していましたが、T-Mobileは最近更新を行い、さらに6年間テナントとして入居することになりました。

T- Mobileは2018年にSprintを260億ドルで買収し、2020年に契約を完了しました。

T- Mobileが入居するメリーランド州の別のデータセンターも、Sprint買収の一環として引き継がれたもので、売却またはリースが可能になっています。オーランドのサイトと同様、T-Mobileも近隣に別のデータセンターを持っていると報じられています。

アイオワ州にあるすでに使用されていないSprintのサイトは、今年初めに売りに出されました。

T- Mobileは2022年、同社の無線事業売却の一環として、40カ所以上のSwitchサイトをCogent Communicationsに売却しました。Cogentはこれらをアップグレードし、リテールコロケーション用に再利用することを目指しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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