Vertiv がデータセンターの液体冷却企業CoolTeraを買収

データセンターおよびデジタルインフラの電力・冷却関連企業のVertiv社は、液冷事業を手がけるCoolTera社を買収したことを発表しました。

VertivはCoolTeraの関連会社から特定の契約、特許、商標、知的財産を含むクーラント分配インフラのプロバイダーを買収します。

英国を拠点とするCoolTera社は2016年に設立され、データセンター液冷ソリューション向けの冷水分配装置(CDU)、Secondary Fluid Networks(SFN)、マニホールドなどの設計・製造を行っています。

両社は3年前から技術パートナーとして、データセンターやスーパーコンピューターで複数のグローバル展開を行ってきました。

VertivのCEOであるGiordano Albertazzi氏は次のように述べています。「今回の技術的買収は、当社の長期的な価値創造戦略ビジョンに沿ったものであり、高密度冷却ソリューションにおける当社の専門性をさらに強化することになります」

「買収額はVertivにとって重要ではありませんが、この買収は当社の液冷ポートフォリオをさらに強化するために不可欠であり、世界のデータセンター顧客のニーズへの対応力を強化し、AIのニーズを大規模にサポートする当社の地位と能力を強化します」

CoolTeraのマネージング・ディレクター、Mark Luxford氏はさらに次のように付け加えています。「Vertivファミリーに加わることは論理的な判断でした。データセンターの熱管理におけるリーディング・カンパニーに参加できることをうれしく思います。Vertivは、AI導入に必要なペースで技術を拡張する能力を実証してきました」

「我々は、業界が必要とする規模で次世代の液冷技術を提供するためにチームとして働くことを楽しみにしています。Vertivは、業界の成長をサポートする上で有利な立場にあります」

買収は、慣習的な完了条件に従い、2023年第4四半期に完了する予定で す。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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