Wesco が新たなデータセンター事業「Wesco Data Center Solutions」を発表

流通・物流・サプライチェーンソリューション企業のWescoが、データセンター事業部門を設立したことを発表しました。

”Wesco Data Center Solutions”と名付けられたこのグループ会社は、ライフサイクルマネジメントを含む様々な データセンター 向けサービスを展開していく予定です。

Wescoのポートフォリオに新たに加わるこのサービスは、世界規模で ハイパースケールデータセンター ソリューションを展開するRahi Systems Holdingsの直近の買収に続く取り組みです。なお、この買収は2022年11月に2億1,700万ドルの条件で成立していました。

Wesco Communications & Security Solutionsの取締役副社長兼ゼネラルマネージャーである Bill Geary氏は次のように述べています。「世界のデータセンタ ー顧客は、データ使用量の加速、クラウド採用の増加、そしてデータストレージや 管理に対する継続的な需要により、ダイナミックで刺激的なビジネスチャンスをもたらしてくれている」

「当社のデータセンター顧客がその規模、設置面積、スコープ、そして複雑さを増すにつれ、最高の技術力を持つサプライチェーン・ソリューション・プロバイダーとしてサービスを提供する当社の能力が最も重要となってくる。この新しいWesco Data Solutionsチームとともに、当社はより多くのソリューションと専門知識を24時間、世界中に提供していきます」

Wesco Data Center Solutionsは、Rahi Systemsの創業メンバーであるTarun Raisoni氏が上級副社長兼ゼネラルマネジャーとして指揮を執ります。RahiとWescoの社員で構成される彼のチームは、Wescoのハイパースケールおよびコロケーションデータセンター顧客向けに、データセンターの設計、製品および技術の調達、サプライチェーンおよび物流サービス、建設および運用管理、ITマネジメントなどをサービスとして提供していく予定です。

「お客様とパートナーのために価値を創造することが、私たちの最優先事項です」とRaisoni氏は述べています。「データセンター業界では、高度に専門化されたアプローチが要求されます。我々は現在、顧客体験を向上させ、優れた価値を提供するためにデザインされた、より専門的なリソースとソリューションを提供することができます」

Wescoは、ペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置き、電気・電子ソリューション、通信・セキュリティ、ユーティリティ・ブロードバンドサービスなどのサービスポートフォリオで、ロジスティクスとサプライチェーン・ソリューションを展開しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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