BT、Huawei機器の廃棄期限に間に合わず
期限延長したにもかかわらず
英国の通信会社BTは、コアネットワークからHuawei製機器を撤去する2023年12月31日の期限を逃したことが明らかになりました。
最初にThe Telegraphが報じたところによると、同社は4Gと5GサービスからHuaweiを排除することに成功したが、2Gと3Gサービスについてはまだ対処できていないということです。
BTの広報担当者がBloombergに語ったところによると、すべての4Gと5Gのデータセッションと音声通話からHuaweiが排除されたことで、コアトラフィックの99%以上がHuaweiキットから外れたことになるということです。
12月31日の期限は、英国政府が延長を申し出たことによるものです。Huaweiの機器を禁止する計画が最初に発表されたのは2021年で、その時点でBTは機器の撤去と交換を開始する予定でした。当初の期限は2023年1月となっていました。
BTは英国政府から、期限を守らなかった場合、1日ごとに売上の10%、つまり10万ポンド(約126,560ドル)の罰金が課されると警告されていました。
同社は以前、ネットワークからHuaweiを排除するには、2020年から2025年の間に約5億ポンド(6億3300万ドル)のコストがかかると見積もっていました。
英国の規制機関Ofcomはまず、通信事業者が期限を守ることができたかどうかを報告する必要があるため、BTがこれらの罰金を請求されるのはまだ先になりそうです。この報告書は3月31日まで提出されません。
The Registerによると、BTは同誌に対し、再度の期限延長を正式に要求しておらず、必要に応じてOfcomに情報を提供すると伝えたということです。
DCDはBTにさらなる情報を問い合わせています。
次のHuaweiの交換・撤去期限は2027年で、すべての事業者がコアネットワークとRAN( Radio Access Network : 無線アクセスネットワーク)の両方からHuaweiの機器を撤去することになります。
BTは、Huaweiの機器の大部分をEricssonのキットで置き換えています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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