中国が世界初の5Gネットワークつきクルーズ船を就航へ

CSSC Carnival Cruise Shipping Ltdの自社クルーズブランドAdora Cruisesと、中国の大手5GネットワークサービスプロバイダーであるChina Telecom Corp Ltd上海支店が協力し、今年後半に中国で世界初の5Gネットワークがカバーするクルーズ船デビューを目指します。

世界最大のレジャー旅行業者Carnival Corp & plcは、世界最大の造船会社であるChina State Shipbuilding Corp(CSSC)と提携し、CSSC Carnival Cruise Shipping Ltd.を設立しました。

現在、上海外高橋造船有限公司(Shanghai Waigaoqiao Shipbuilding Corp)で、同社初の中国製大型クルーズ船2隻が建造中で、最終的には「Adora」の名で運航される予定です。

2隻目の Adora はまだ開発・建造中ですが、1隻目の13万5500総トン級のクルーズ船は2023年末に出航する予定です。

木曜日のプレスリリースによると、 AdoraとChina Telecom の今回の提携は、クルーズ船に初めて5Gネットワークが設置され、接続と利便性の水準を高めたという点で大きな成果です。

CSSC Carnival Cruise Shipping LimitedのマネージングディレクターであるChen Ranfeng氏によると、彼らの使命は、乗客とスタッフにシームレスなマルチメディアインタラクションと信頼できるモバイル接続を提供し、海上で愛する人や外の世界と連絡を取ることができるようにすることだそうです。これには、ネットワーク設計、衛星通信、さまざまなデジタルアプリケーションが含まれます。

「クルーズ業界の5G市場で先陣を切ることで、海上旅行分野におけるデジタル通信の新しい基準を確立したいと考えています。」とRanfengは述べています。

Adora Cruisesは、5G接続、すべてを網羅するエンターテインメントへのアクセス、リアルタイムのコミュニケーションによって、乗客が向上したクルーズ体験の恩恵を受けられる時代を目指しているとのことです。

さらに、Shanghai TelecomのGong Boゼネラルマネージャーは、5Gと衛星技術を取り入れ、ネットワーク通信、デジタルHD、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などのコンテンツサービスに集中し、ゲストの体験をさらに高め、観光産業の高品質な発展を共同で支援すると述べました。

W.Media (Hazel Moises 記者)より抄訳・転載

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