インドでは2025年までに800万人の5G技術者を育成

インドは、2025年までに800万人の5G技術者を育成するという野心的な目標を掲げています。5Gネットワークの展開には、インフラの管理・保守、アプリケーションやサービスの開発、この新興技術に関連するさまざまな課題に対処できる熟練した技術者が必要とされます。

インドではこの目標を達成するために、政府、教育機関、業界団体、民間企業など、さまざまなステークホルダーを巻き込んだ包括的かつ協調的なアプローチを行う必要があります。人材派遣会社の調査によると5Gの主な受益者はITと銀行・金融サービスであることが明らかにされています。この調査では5Gの導入後1年以内に61%から80%の雇用が増加することも示唆しています。

こうした熟練した労働力は、インドのデジタル成長を促進し5G技術のリーダーとして位置づける上で、重要な役割を果たすと考えられます。

電気通信業界と同様に、データセンター業界も労働力に関する課題に直面しています。世界のデータセンター調査によると、インフラ業界は、進化する効率性と持続可能性の要件、停電コストの上昇、継続する労働力不足、サプライチェーンの中断など、複雑さと課題の増加に適応しながら、広範な成長を享受しています。調査結果では人材不足が続いており、AIによって近い将来要件が軽減されるとは考えられないと指摘されています。

W.Media (renushree@w.media 記者）より抄訳・転載