TelefónicaがMásOrangeから5G周波数帯の取得交渉中
3.5GHz帯の周波数帯30MHzの取得へ
Telefónicaが、スペインで合併したばかりの通信事業者MásOrangeから5G周波数帯を取得するための交渉を行っています。
先月、OrangeとMásMóvilの合併が完了し、スペイン最大の電話会社となるMásOrangeが誕生しました。
合併により、通信事業者の数が4社から3社に減るため、国内での競争が懸念されていました。そのため、スペイン政府は合併にあたってMásOrangeに規制を課し、3.5GHz帯で140MHzを超えないことを条件としました。
これにより取引の完了が遅れていましたが、MásMóvilがルーマニアのDigiに3つの周波数帯を売却することに合意したため、ようやくゴーサインが出ました。
しかし、MásOrangeはまだスペイン政府の規制以上の周波数帯を所有しており、3.5GHz帯の30MHzを移行する必要があります。MásOrangeは、この周波数帯を国に返還するか、Telefónicaのような他の事業者に売却するかしなくてはいけません。そのため、同社は周波数帯を売却するためにTelefónicaと交渉中です。
合併完了後、MásOrangeは3.5GHz帯の190MHzを所有し、その内訳は110MHzはOrangeから、80MHzはMásMóvilから来たものでした。20MHzはDigiに渡ります。ちなみに、Telefónicaは100MHzの3.5GHz帯を保有しています。
2022年に初めて発表されたOrangeとMásMóvilの合併は、186億ユーロ(201億ドル)の価値があると推定されました。この合意により、両キャリアはJVの株式50%を所有することになります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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