ウクライナ情勢: セベロドネツクがロシア軍の砲撃を受けインターネットが不通に

ウクライナ東部のルハンスク州の行政代執行機関であるセベロドネツクで、深刻なインターネットの混乱が報告されています。

同市(シエビロドネツクまたはシバースクドネツクとも呼ばれる)は、ロシア軍の進攻により激しい砲撃を受けています。

こことウクライナの他の場所での砲撃は、戦争犯罪調査官に照会されています。

インフラ標的

「2022年2月28日、ロシア軍がルハンスク州セベロドネツク市を砲撃し、その結果、地元住民1名が死亡、民間人3名が重傷、・・・住宅が破損、ガスパイプラインと民間車両が破損したことが確認された」ルハンスク州検察庁は、テレグラムで戦争犯罪調査を開始したと発表しました。

ルハンスク軍民地域管理局も、地域の孤児院が砲撃で破壊されたと主張していますが、子どもたちと職員はすでに避難していると述べています。

未確認の報告によると、攻撃は主に主要なインフラ施設や住宅に集中したとされているようです。インターネット障害が、通信インフラへの意図的な攻撃によるものか、巻き添えによるものかは不明です。

インターネット障害を追跡するNetBlocksは、「友人や家族が、ここ数時間、愛する人と連絡が取れないとの報告がある」と述べ、接続率が約76%から1~2%へと急速に低下していることを示しています。

固定回線は完全に使えなくなったようですが、限られたモバイル接続については残っているようです。

先週は、ハリコフやマリウポル、ドネツクでインターネット接続の問題が報告されていました。

週末、紛争がキエフに近づくにつれ、バックボーンのインターネットプロバイダーGigaTransに大規模な障害が報告されました。現在一部のサービスは復旧してきているようですが、断続的な状態となっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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