ランサムウェアがエクイニクスの内部システムを攻撃【更新】
データセンターの稼働には影響なし
データセンター大手のエクイニクス(Equinix)がランサムウェア攻撃の被害を受けました。
しかし、同社の内部システムはデータセンター内の顧客機器からは分離されており、エクイニクスは、すべての施設やサービスの稼働に対する影響はないとコメントしています。
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「エクイニクスは現在、内部システムの一部でランサムウェアの関与が検出されたセキュリティインシデントを調査している」と同社は声明で述べています。
「当社のチームはインシデントへの対処で、迅速かつ果断な行動を取り、法執行機関に通知を行い、そして現在も調査を続けています。当社のデータセンター及びマネージドサービスを含む全てのサービスは稼働を続けており、今回の事件がお客様へのサポートに影響を与えることはありません」
「多くのお客様はエクイニクスデータセンター内で自社の機器を運用しているため、今回の事件はお客様の運用や機器のデータへの影響はありません。当社のシステムにおけるデータセキュリティは常に最優先事項であり、調査の結果に基づき、必要なすべてのアクションを取るつもりです」
同社は状況が整理出来次第アップデートを提供すると約束しています。
ランサムウェア攻撃は増加しており、個々のユーザやコンピュータシステムに留まらず、データセンターを含むより大きなターゲットへの攻撃も増えてきています。昨年末、CyrusOneデータセンターへのランサムウェア攻撃は6つのマネージドサービスの顧客に影響を与えました。今年に入り、Garminが1,000万ドルの身代金を要求された「Evil Corp」攻撃による大規模停止に見舞われました。そのわずか1週間後には、キヤノンのシステムがランサムウェア攻撃によって破壊され、サービスの中断が長引きました。
エクイニクスに対する攻撃の重大性や規模はまだ不明ですが、詳細がわかり次第、記事を更新します。
更新:
エクイニクスはこれ以上の詳細を提供していませんが、Bleeping Computer は、これはNetwalkerと呼ばれるランサムウェア攻撃であり、犯罪者は450万ドル(およそ5億円)のビットコインを要求している、と主張する情報について報告しています。身代金が期限(不明)までに支払われない場合、2倍の 900万ドルになると言った内容です。
このメディアで公開されている身代金要求を示すスクリーンショットでは、財務情報、給与計算、会計、監査、およびデータセンターレポートなどのフォルダが示されています。これはエクイニクスのオーストラリアでの事業関連のようにも見えますが、定かではありません。
Data Center Dynamics
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