
イーロン・マスクの「X」のオレゴン州データセンターで火災が発生
世界的な障害が発生
5月22日木曜日、オレゴン州ヒルズボロにあるイーロン・マスクのソーシャルメディア会社Xが借りているデータセンターで火災が発生し、世界的な障害を引き起こしました。
Wiredの報道によると、消防士は午前10時21分にヒルズボロテクノロジーパークに到着し、発生に対処しました。
火災はバッテリーの部屋に関連していたようです。ヒルズボロ消防救助隊の広報担当者Piseth Pichによると、建物の他の部分には延焼していなかったようですが、部屋には煙が充満していたようです。
翌5月23日、Xは大規模な障害に見舞われました。Downdetector.comによると、全世界で6,000人近くのユーザーから障害が報告されたとのことです。
FirstPostによると、Xのエンジニアリング・アカウントは開発者向けプラットフォームで「Xは本日、一部のユーザーの方々がプラットフォーム上でパフォーマンスの問題を経験していることを認識しています。データセンターで停電があり、チームはこの問題を改善するために積極的に取り組んでいます。」との声明を発表したようです。
Wiredによると、XはDigital Realtyと 「つながりのある 」データセンタービルにスペースを借りています。
地元紙Oregon Liveへの文書による声明で、Digital Realtyは火災について次のように述べました。「事故は制御下にあり、消防署は現場での対応を終了しました。全従業員は安全に避難し、負傷者の報告はありません。私たちは引き続き状況を監視し、従業員の安全、施設の完全性、顧客への影響を最小限に抑えることを優先します。」
Digital Realtyは、Xが火災の影響を直接受けた施設のスペースを借りているかどうかについては明言を避けています。
イーロン・マスクがかつてTwitterとして知られていたXを買収する前、同社はポートランド、カリフォルニア州サクラメント、ジョージア州アトランタの3か所にデータセンターを借りていました。アトランタの施設はQTSが所有し、サクラメントの施設はPrimeが所有しています。
2022年後半、マスクはサクラメントのデータセンターを閉鎖し、2573台ものサーバーラックをポートランドとアトランタのデータセンターに移しました。その頃、Xは7時間の障害に見舞われています。テスラはその後、この場所のリースを引き継ぎました。
Digital Realtyのオレゴン州ポートランドのデータセンターの総面積は56,500平方メートル(609,000平方フィート)で、2つのデータセンターに分かれています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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