データセンター障害で、米カンサス州ウィチタの病院で手術や処置が中断する事態に
火曜日の朝、Ascension Via Christiのウィチタデータセンターで発生した障害により、米国カンザス市内の病院で多くの手術と処置が中断する事態となりました。
データセンターは原因不明の停電に見舞われ、病院のITと電話サービスがダウンする結果となりました。
「病院とクリニックは引き続き営業しており、問題が解決するまでの間、安全な患者さんのケアを確保するためのバックアップ手順が実施されています」と、Ascension社は声明で述べています。「私たちは、処置が一時中断された患者に通知を行い、情報が入手可能になった時点でさらなる最新情報を提供いたします」
病院や診療所のサービスは火曜日の午後4時には回復し始めましたが、インターネットや電話サービスの完全な復旧には、さらに3時間かかりました。
今週初めには、看護師たちが、人員問題や 職場での暴力に対する懸念から、このカンザス州最大の医療サービス提供会社を相手にピケを起こしています。
2022 年に英国で猛暑が続いた際にロンドンの 2 つの病院で発生した障害では、140 万ポンド(170 万ドル)相当の損害が発生し、処置が滞りました。
その2年前には、デュッセルドルフの病院でランサムウェアが原因の障害が発生し、手術が遅れて患者が死亡する事態となりました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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