SK Hynix、一部のDRAMチップの欠陥は認めたが噂はサイバー侮辱罪であると主張
チップメーカーのSK Hynixは、同社のDRAMコンポーネントの一部に欠陥が見つかったと発表し、この問題について現在顧客と協議を行っています。
しかし、24万枚のウェハーに欠陥があるという噂に対しては積極的に反論し、サイバー侮辱罪であるとし、警察に調査を依頼したとの声明を発表しました。尚、同社はこの問題の規模に関する詳細については明らかにしていません。
What a DRAMa
同社はThe Registerへの声明の中で、「一部のDRAM製品に不具合が見つかったことについては確認した」とコメントしています。
「現在、この不具合の影響を受けた限定的なお客様と協議を行っている。潜在的な損失を見積もるには時期尚早だが、今回の欠陥は典型的な品質問題チェックの範囲内であるため、それほど大きな損失にはならないと考えている」
この噂は月曜日に韓国メディアから広まり、この不具合と顧客の苦情により2兆ウォン(約1,964億円)の損失が発生すると報道されています。
同社は、「噂されている潜在的な損失規模は、絶対に真実ではなく、誇張されたもの」と述べています。この噂が広まるまで、同社は DRAM の不具合を認めていませんでしたが、噂の元ネタは不明です。
今回の問題は、規模の大小にかかわらず、大寒波、火災事故、干ばつ、コロナ禍などにより悪化した世界的な半導体不足に全世界が取り組む中で起きました。
Data Center Dynamics
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