ブロードコムの元エンジニアが中国のスタートアップのためにデータセンター企業秘密を盗んだ罪で起訴

新会社のノートPCを使い機密ファイルをダウンロードした疑い

連邦大陪審は、ブロードコム(Broadcom)の元エンジニアを、データセンター用ネットワークチップの設計に関する企業秘密を盗んだ罪で起訴しました。

容疑者のPeter Kisang Kim(ピーター・キサング・キム)は、これらの企業秘密を使い、非公開の中国のスタートアップ企業が独自ネットワーク機器を開発するのを手助けしたとして起訴されました。キムは無罪を主張しています。

キムは、ブロードコムに20年以上在籍し、主席設計エンジニアにまでなっていました。起訴状によると、キムは2020年7月17日にブロードコムを退社する前に、多くのデータセンターで使用されることの多いブロードコム製のチップ製品群に関する企業秘密を盗んだとされています。

起訴状によると、(盗まれたとされる)企業秘密は、同じサブ組織内のブロードコム社員、またはプロジェクトに従事するブロードコム社員に限定された非公開の文書保管庫に保管されていました。

キムは退職してから10日後に、チップ設計やネットワークチップにフォーカスする中国のスタートアップ「Company-1」の取締役レベルの役職に主任しました。起訴状によると、キムは会社から仕事用のノートパソコンを与えられ、それを使って9か月間にわたってブロードコムの企業秘密に繰り返しアクセスしたとされています。

これらの企業秘密は、テストプラン、設計検証環境ファイル、設計仕様書に関連するものでした。

起訴状によると、キムは企業秘密窃盗に関する18 件の罪で起訴されています。有罪判決を受けた場合、キムは、各訴因について、最長で禁固10年、25万ドルの罰金、3年間の監視下の保釈という法定刑を科せられます。また、裁判所は追加の刑罰を命じることもできます。

今週、キムは50万ドルの保釈金で釈放され、パスポートおよびその他の渡航書類の引き渡しを命じられました。次回は、2022年1月31日午後1時30分に、エドワード・J・ダビラ地方判事の前に出廷する予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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