スペイン警察が屋内マリファナ農園を急襲、違法な暗号マイニング作業現場と判明

スペインの国家警察が、マリファナ栽培に使われていると思われる建物を家宅捜索したところ、違法な暗号通貨マイニングを行っていることが判明しました。

この仮設データセンターは、公共の電力を使ってビットコインの採掘に使われていたのです。電気代の不正は、1カ月に約2,000ユーロ(約2,250ドル)にのぼるとみられています。

セビリアのサンティポンセという町にあるこの施設には、21台のASICシステムやその他のビットコインリグを含む5万ユーロ(約5万6000ドル)以上のマイニング機器がありました。

警察はこの施設は最近操業を開始したばかりだとみています。現在のビットコインの評価額で計算すると、1カ月に約3,500ユーロ(約3,900ドル)の利益を生み出していたと推定されます。

違法データセンターの背後にいる人々は、このサイトで利益を上げる時間がなかったと考えられています。

暗号通貨マイナーは初期設定費用の後、選択した仮想通貨の評価額とマイニングに使用する電気料金の差額により利益を得ることができます。

そのため電気料金が極端に安い場所に出店するケースが多く、アブハジアでは政治的緊張を悪化させ、化石燃料の工場が再開されるなどの問題が起きています。

しかしそれでもまだ十分安くないという人もいて、世界各地で公共電力をただで吸い上げる違法操業が相次いでいるます。

これは地下の大麻農場が行っていることと似ており、高い電力消費と大きな熱源を操作する警察を混乱させる原因となっています。

昨年5月、英国ではバーミンガム郊外にある禁断の植物を栽培していると思われる場所に警察が踏み込んでいます。

サンドウェル警察のジェニファー・グリフィン巡査部長は当時、「我々が予想していたものとは確かに違っていました。それは大麻栽培に必要なすべての特徴を持っており、私たちが西ミッドランドで遭遇したような暗号採掘は2つ目だと思います。」

合法的なデータセンターと大麻農場が増え、それらが重なることもあります。この2つの産業は、同じ土地、電力、水をめぐってますます競合することになるでしょう。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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