
データセンター/ サーバ室技術ガイドブック【特集】③
サーバラックのエアーフロー対策
サーバラックでの適切なエアフローを確保するためには、以下のような対策があります。 ブランクパネルなどを活用し、ICT機器からの排気(暖気)がICT機器に吸い込まれるような回り込みを防ぐことが重要です。
これにより、空調機の設定温度を下げることで可能となり、省エネルギー効果を得られます。
サーバラックでの対策
- ブランクパネル
- サイドブランクパネル
- ダクト式ブランクパネル
- 側面給排気機器用整流板
- ラック上部遮蔽板
- ラック下部スカート
サーバラック周辺での基本対策
- ケーブル口塞ぎ
- 床開口パネル調整
- サーバラックの排気対策
- 配線処理
- 排気上方誘導板
サーバラック下部での対策
サーバラックの下部もエアフロー対策として重要なポイントです。
一般的に床下からの風速は高速であるため、サーバラック下部に設置されているICT機器に適切な給気が行われないことがあります。実際の(空調装置からの)給気温度は低くとも(ICT機器の)吸気温度は高いといった現象となります。
その場合は、適切な給気ができるようICT機器を上部に移動するなどの対策を施すことができます。
また、回り込み対策として、サーバラック下部と床パネルの隙間を適切にふさぐことで、ICT機器の排気がサーバラック下部を経由してコールドアイルに回りこむことを防止します。
(次回へ続く)
次回はデータセンター、サーバ室内のエアフローについてのコンテンツを掲載しますので、引き続きお楽しみください。
【お知らせ】JDCC「サーバ室技術ガイドブック」をベースとしたセミナーのご案内
- 【日時】3月5日(木)・3月6日(金)
- 【場所】月島(NTTデータ先端技術セミナールーム)
- 【受講料】
- JDCC会員企業様:5万円
- 非会員様:10万円
- ネットワーキング費用、ガイドブックPDF版費用が含まれます。
- 【申込締切】2月14日(金)
- 【主催】日本データセンター協会(JDCC)
※ 先着20名様限定
※ トライアルのため、特別価格で受講できます!
↓ ↓ セミナー案内パンフレットPDFのダウンロードはこちら↓ ↓
JDCC「サーバ室技術ガイドブック」トライアルセミナーのご案内 (407 ダウンロード )2019年6月10日の JDCC総会に併せ、JDCC10周年記念出版
- 印刷書籍
- アマゾンPOD(プリントオンデマンド)
- 電子ブック
- JDCCサイトでPDFファイルを直販
【総監修】
JDCC運営委員長/GUTP 代表
東京大学大学院 教授 江崎 浩
【監修】
JDCC運営委員(サーバ室技術ガイドブックWG リーダ)
尾西 弘之
株式会社大谷技術士事務所 大谷 淳一
詳しくは、「データセンター サーバ室技術ガイドブック」をご覧ください。
JDCC/GUTP共同ワーキンググループ / サーバ室技術ガイドブックWG
補足解説記載:DC ASIA
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。