Amazonがギリシャで4件の陸上風力発電PPAに調印

2件は44.4MWのVermio風力発電所関連

Amazonがギリシャの3つの風力発電プロジェクトについて、4つの電力購入契約(PPA)を締結しました。

そのうち2つのPPAは、44.4MWのVermio風力発電所に関するものです。Vermioは北と南に分かれ、西マケドニア地方と中央マケドニア地方にまたがっています。このプロジェクトは現在建設中で、2025年に完成予定です。

その他2つのPPAは、35.4MWのMesokorfi風力発電所と29.5MWのKoukouras風力発電所に関連しています。いずれも準備中で、2026年に商業運転を開始する予定です。

この4つのプロジェクトはすべて、アイルランドの再生可能エネルギー企業Aersoleirによって開発されています。

プロジェクトで生産されたエネルギーはギリシャの送電網に供給され、同国のエネルギーインフラ全体の脱炭素化を支援します。

AWSのEMEAエネルギー担当ディレクターであるLindsay McQuadeは、次のように述べました。「ギリシャにおけるこれら3つの新しい風力発電所は、欧州全域における我々のカーボンフリーエネルギーの旅にとって重要なマイルストーンであり、当社が支援する再生可能エネルギープロジェクトの増加に拍車をかけるものです。」

Amazonは風力発電業界でいくつかのPPAを締結しています。3月には、Iberdrolaとの間で、East Anglia Three offshore洋上風力発電所から159MWをオフテイクするPPAを締結しました。

これに先立つ2月には、同じくIberdrolaとの間で、オレゴン州にある98.4MWのJuniper IIA風力発電所からのオフテイクに関するPPAを締結しました。

さらに2023年3月には、Iberdrolaがドイツに保有する2つの洋上風力発電所、Baltic EagleとWindankerから電力をオフテイクするPPAを締結し、年間1.1TWhをAmazonに供給する予定です。

Amazonは世界最大の再生可能エネルギー購入企業ですが、そのPPAの価値を疑問視する声もあります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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