EquinixがCleanMaxとインド初のPPAを締結
33MWの再生可能エネルギー発電所の建設で提携
データセンター開発会社のEquinixは、CleanMaxとインド初の電力購入契約(PPA)を締結しました。
PPAの条件に基づき、両社はMaharashtraに、33MWの再生可能エネルギー発電所を建設するために提携します。
同発電所は、26.4MWの太陽光発電と6.6MWの陸上風力発電で構成されています。2025年に運転開始予定です。
Equinixのインド担当マネージング・ディレクターであるManoj Paulは、次のように述べています。「このPPAは、当社の持続可能性への取り組みを強化するものであり、当社で展開するインド国内のお客様に、100%再生可能エネルギーを提供することを可能にします。」
この発電所の容量は、ムンバイにある同社のデータセンターポートフォリオのエネルギー需要に匹敵します。
CleanMaxは、アジア市場全体で2GWを超える再生可能エネルギー資産の運用ポートフォリオを有しています。
このPPAについて、CleanMaxのマネージング・ディレクターであるKuldeep Jainは、次のように述べています。「このパートナーシップは、デジタルインフラストラクチャー向けの、エネルギー状況の変革に向けた画期的な一歩を意味します。この画期的なイニシアチブは、企業が持続可能な事業を育成すると同時に、どのように成長意欲を支援できるかを示すものです。」
Equinixは、GPX Global Systemsの買収を通じてインド市場に参入しました。この買収は2020年8月に発表され、2021年9月に完了しました。この買収により同社は、ムンバイにある2つのデータセンターを1億6,100万ドルで取得しました。
Equinix MB1とMB2と名付けられたこの2つの施設は、合計90,000平方フィート(8,200平方メートル)以上のコロケーションスペースと、1,350台のキャビネットを備え、さらに500台のキャビネットを建設する予定です。同社はまた、2022年6月に発表した、ムンバイの8,600万ドル規模のMB3データセンターの開発も進めています。
2023年8月には、ムンバイで4番目のデータセンターに4,200万ドルを投資すると発表しました。MB4と名付けられたこのデータセンターは、ムンバイにある同社の他の2つのIBXデータセンターから約15km離れたカルワ工業地帯にあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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