AWS、欧米で新たに18の再生可能エネルギープロジェクトを発表

新たなプロジェクトにより2GW追加、2021年の調達可能容量は5.6GW

AWSは多数の新しい再生可能エネルギープロジェクトを発表し、企業として世界最大の再生可能エネルギーの購入者としての地位を強化しています。

同社は今週、米国、フィンランド、ドイツ、イタリア、スペイン、英国において、2GWのクリーンエネルギー容量に相当する18の新しい実用規模の風力および太陽光エネルギープロジェクトを発表しました。

Amazonのワールドワイド・サステナビリティー担当副社長カーラ・ハーストは、「私たちは二酸化炭素の排出量を削減し、気候危機に対処するために、迅速かつ計画的に行動しています。再生可能エネルギーへの大規模な投資は、パリ協定よりも10年早く、2040年までに炭素排出量を正味ゼロにするという当社のコミットメントである The Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)を実現するための重要なステップです」と述べています。「また、再生可能エネルギープロジェクトは、新たな投資や地球関係の保全に貢献する雇用をもたらし、世界中のコミュニティで電力システムの脱炭素化を進めています。」

米国では、アリゾナ州とジョージア州で最初の太陽光発電プロジェクトを追加し、オハイオ州、テキサス州、バージニア州でも新しいプロジェクトを生み出しました。

Amazonはフィンランドで4つの風力発電プロジェクトを通じて158MWを追加しました。イタリアでは3番目の太陽光発電プロジェクトを追加し、すでに調達済みの66MWに加えて40MWを追加しました。またスペインでは新たな太陽光発電プロジェクトを立ち上げ、63万kWを超える電力を供給するとともに、北アイルランドでは新たな風力発電プロジェクトを立ち上げました。

今年初めに発表したプロジェクトと合わせて、同社は2021年に5.6GWの再生可能エネルギー容量を追加します。2020年には4GWを調達し、現在、全世界で274件の再生可能エネルギープロジェクトを抱えており、その中には105件の実用規模の風力・太陽光発電プロジェクトと、169件の世界各地の施設や店舗の屋根に設置する太陽光発電プロジェクトが含まれています。

すべてのプロジェクトが完全に稼働すると、同社の発電容量は12GWと33,700ギガワット時(GWh)になります。

アメリカ再生可能エネルギー協議会(American Council on Renewable Energy)のグレゴリー・ウェットストーン会長兼CEOは、「Amazonは、時間をかけずにクリーンエネルギーの未来に完全にコミットしていることを示しています」と述べています。

クリーンエネルギー・バイヤーズ・アソシエーション(CEBA)のCEOミランダ・バレンティンは、こう述べています。「Amazonは、2025年までに再生可能エネルギーによる電力供給を実現するために、2年連続で新記録を達成しました。このような大規模なクリーンエネルギーへの投資は、私たちすべてに恩恵をもたらすものであり、あらゆる形態や規模の産業にとって新しい常識となるべきものです。このような大規模なクリーンエネルギーへの投資は、私たち全員に利益をもたらすものであり、あらゆる形態や規模の産業にとって新たな常識となるべきものです。」



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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