Metaがテキサス州のEngieと2回目の再生可能エネルギー供給契約を締結
Meta施設の生産量の100%を購入
ソーシャルメディア企業のMetaは、テキサス州のEngieから太陽光エネルギーを調達するため、環境属性購入契約(EAPA)を締結しました。
EAPAの条件に基づきEngie North Americaは、アビリーン北西のジョーンズカントリーにある200MWのAnson2太陽光発電プロジェクトの総発電量と関連する環境属性をMetaに供給します。
Engieは、2025年後半に操業開始予定の同プロジェクトの建設および運営します。運転開始後は、米国市場における同社のクリーンエネルギーポートフォリオは8GWに拡大します。
契約の詳細については、明らかにされていません。
Engie北米最高自然エネルギー責任者兼EVPのDave Carrollは、次のように述べました。「我々はMetaとの関係を拡大し、同社の成長をサポートし、同社のネットゼロコミットメントに沿った再生可能エネルギーの供給を拡大できることを嬉しく思います。」
EAPAは、ここ数か月で両社間で2回目です。11月、両社はテキサス州ミラム郡にある260MWのSypert Branch太陽光発電プロジェクトの全出力を、EngieがMetaに供給する契約を締結しました。このプロジェクトは、テンプルにあるMetaのデータセンターから約10マイル離れた場所に位置し、2025年後半に操業を開始する予定です。
Metaのエネルギー部門グローバル責任者であるUrvi Parekhは、次のように述べました。「私たちはEngieとの協力関係を深め、共に取り組んでいるプロジェクトを通じてクリーンエネルギーへの移行を実現できることを嬉しく思っています。」
最新のEAPAに続き、Metaは12GW以上の再生可能エネルギーを調達しています。
昨年、Metaはインディアナ州、イリノイ州、アーカンソー州、ルイジアナ州でPPAを締結し、総契約電力は120万kWを超えました。
過去12か月間、Engieはデータセンター企業との間で再生可能エネルギーを供給する契約を数件結んでいます。10月には、ベル郡にある350MWのチリンガム太陽光発電プロジェクトからエネルギーを供給するため、GoogleとPPAを締結しました。
近年、テキサス州は再生可能エネルギーの温床となっており、データセンター事業者は同州を成長市場としてターゲットにしています。
Environment Americaが昨年発表した報告書では、米国における再生可能エネルギー分野の成長が強調されています。2023年には、テキサス州は風力発電で1位、太陽光発電で2位となり、それぞれ199,836GWhと31,739GWhの発電容量を記録しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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