ABBが設置面積が少ないUPSを発表
ABBは、競合他社製品よりも最大で45%小型とする UPS 「 Megaflex 」を発売しました。
Megaflexは、標準に準拠したUPSシステムを必要とする市場を対象としています。ヨーロッパ向けのIECバージョンは1.5MWの容量を持ち、米国向けのULバージョンは1.6MW、組み合わせにより最大6MWを提供できるといいます。この製品は、今月初めにロンドンで行われたData Center Worldの展示会でABB Electrificationにより発表されました。
より小さなスペース
ABBのCiaran Flanagan氏はDCDに対し、この製品はコンバーターの効率が高く、最大97.4%を供給し、変動するIT負荷に対応できる、とDCDに述べています。これは、内部 バスバー やコネクタなどのコンポーネントが高スペックであるためのようです。
ABBのデータセンター事業部門のグローバルヘッドであるFlanagan氏は、「大規模なデータセンターが電力要件をさらに押し上げる中、スケーラブルかつ冗長な電源ソリューションへの需要が高まり続けている。」と述べています。「これらのデータセンターが消費する膨大な量のエネルギーは、効率が1パーセント向上するごとにコストを大きく削減できることを意味します。」
この製品は、標準の配電アーキテクチャをサポートし、 Uptime Institute の(Tier)分類とEN 50600規格に準拠しているといいます。 VFI (電圧及び周波数独立 )モードでは、最大97.4%の効率が得られるといいます。製品はLi-ionおよび VRLA (バルブ制御鉛蓄電池)で動作し、パレットトラックで移動できるほど十分に小型なパッケージです。
製品は、 SNMP 、 Modbus TCP/IP、 Modbus RS-485 管理プロトコルに対応し、独自の自己診断機能を備えているため、セットアップをより安全かつ迅速に行うことができるといいます。また、インテリジェントな予測メンテナンス機能も備えています。
ABB Electrification は「Mission to Zero」プログラムを提供し、この製品はスマートシティがゼロエミッションの達成するのに役立つと述べています。
Data Center Dynamics
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