韓国Kakaoがハイパースケール施設を建設、クラウドとAIを推進

韓国のテクノロジー企業であるKakaoは、首都ソウルの南30km(18マイル)に最初のデータセンターを建設します。

新しい施設は クラウドAI ソリューションにフォーカスします。Kakaoは韓国最大のインターネットポータルの1社であり、独自の配車サービスプラットフォームとオンライン銀行を運営しています。

大学キャンパス内に建設

聯合ニュースが報道しているように、データセンターは、 京畿道 安山市の漢陽大学のERICAキャンパス内に建設されます。Kakaoによると、このプロジェクトには約4千億ウォン(3億3,700万ドル)が費やされる予定です。データセンターは、18,383平方メートル(200,000平方フィート)の土地に建設され、6エクサバイトのデータストレージ容量を持つ約120,000台のサーバーを収容します。建設は来年に開始され、2023年までに竣工する予定です。

韓国の新聞Segye Ilboによりますと、契約は9月7日に正式に調印されました。調印式典には、京畿道の  Lee Jae-myung 知事、安山市 Yoon Hwa-seop 市長、漢陽大学校の Kim Woo-seung 校長、およびKakaoの Yeo Min-soo CEO が出席しました。

韓国のメディアであるPulse Newsは、今回のKakaoの動きは、韓国のテクノロジー市場における競合Naverのシェアに対する挑戦であると述べています。

新しいデータセンターは、AI /クラウドソリューションである同社のKakao Iプラットフォームが実装されます。安山データセンターでは、雨水を回収して再利用するシステムなど、環境に配慮した技術も期待されています。ただし、データセンターのサスティナブル(持続可能)な性質に関する詳細の多くは、まだ公開されていません。

KakaoのYeo Min-soo CEOは、次のように語っています。「私たちは、安定性、スケーラビリティ、効率、可用性、およびセキュリティを備えたIT分野で最高のデータセンターを設計することを目指しています。

「データセンターの設立は、AIビッグデータ、およびクラウド関連産業を発展させるための絶好の機会になるでしょう。」

地方当局は、データセンターの経済効果として、2,700人の雇用と約800億ウォン(6億7200万ドル)の創出が予想されると述べています。

Data center Dynamics

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