フェイスブック、アリゾナ州メサに密かに進めていた8億ドル規模のデータセンター計画について認める
フェイスブックは、5月に報道されていたアリゾナ州メサの8億ドル規模のデータセンター開発を認めました。
同社によると新施設はまもなく着工で、プロジェクト資料によると第1期工事では97万平方フィート(9万平方メートル)、最終的には300万平方フィート(27万8,700平方メートル)を予定しています。
同社のインフラストラクチャー担当VPレイチェル・ピーターソンによれば「最新のデータセンターを着工できることに興奮しています。
「メサは、多くの理由から素晴らしい場所として注目されました。インフラへの優れたアクセス、再生可能エネルギー開発の機会、建設と運用の両方に優れた人材、そして素晴らしいコミュニティパートナーが揃っています。」
フェイスブックは、Redale LLCというハンドルネームで、水面下でデータセンターの計画許可を交渉していました。
フェイスブックが申請者であることが明らかになる前の計画段階では、メサ市のジェン・ダフ副市長などの批判論者は、水の供給がますます少なくなっている地域でデータセンターが大量の水を使用することを指摘していました。
ダフ副市長は、「メサ市の気候変動対策を策定し、7州の干ばつ対策計画の第1段階に着手し農業を削減する中で、総建築面積396エーカー、1日あたり170万ガロンを使用するこの巨大データセンターを善意をもって承認することはできません」と述べ、唯一の反対票を投じました。
フェイスブックは、新しいデータセンターが消費する水の量よりも多くの水を復元すると主張しています。フェイスブックは、コロラド川とソルト川流域で年間2億ガロン以上の水を回復させる3つの水回復プロジェクトに投資しています。
「私たちは水が貴重な資源であることを認識しており、水の使用量を削減する方法を常に模索しています。そのためこのデータセンターでは、水の使用量を平均値より60%以上削減し、地元の団体と協力してアリゾナ州の流域に水を回復させます」とピーターソンは述べています。
「使用量よりも多くの水を回復させるだけでなく、州全体の水の安全性を高めるのに役立つ水回復プロジェクトに投資できることを嬉しく思います。」
この施設では、約100名の雇用と、ピーク時には1,500名規模の建設作業員の臨時雇用を生み出すことが期待されています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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