シュナイダーエレクトリック社の技術がUAEの最先端大学データセンターを支える

バーミンガム大学ドバイ校の新キャンパスでは、アラブ首長国連邦で最も先進的なデータセンターが導入されています。この最高のパフォーマンスを発揮すれば最大15%の省エネを実現する データセンターは、シュナイダーエレクトリック社の技術をベースに、システムインテグレーターのCDW社が構築したものです。

このセンターは可能な限りエネルギー効率を高めるように設計されており、リモート管理や世界中の何千ものデータセンターとのパフォーマンスベンチマークなどの機能を備えています。バーミンガム大学の英国キャンパスに接続されており、両サイト間の迅速なデータ交換を可能にします。

バーミンガム大学ドバイ校の新施設はスマートキャンパスとして設計されており、革新的で学際的な教育と学習を可能にする技術を備えています。学生や研究者はキャンパス内やアラブ首長国連邦と英国の間での学習や研究をサポートするために、次世代の無線接続技術WiFi6を利用することができます。

技術はハードウェアとソフトウェアの両方に対応しており、電力使用量をリアルタイムで遠隔監視するEasy Metered Rack Power Distribution Units(ラックPDU)や、接続された負荷の電力管理も可能です。また無停電電源装置は、突然の停電に備えてバッテリーによるバックアップ電源を提供し、イージーラックマウントは、データセンターの設計とメンテナンスを簡素化します。

さらに、シュナイダーエレクトリック社のITソフトウェアEcoStruxureは、データセンターの運用を強化するための多くの機能を備えており、サーバー、冷却装置、電気機器のエネルギー使用量を現場または遠隔地で監視、管理、最適化することができます。また、内蔵されたサイバーセキュリティ機能により、データセンター内のすべての機器に対して脆弱性評価を行うことで、セキュリティ侵害のリスクを低減することができます。またデータセンターのインフラから得られたデータは、他の何千ものデータセンターのサイトと匿名で比較することができ、機器の性能、効率、健全性を向上させるために何ができるかを、運用者がよりよく理解するのに役立ちます。

バーミンガム大学ドバイ校のプロボストであるデイビッド・サドラー教授は、「私たちの新しい建物は、柔軟性のある最先端の技術が組み込まれたスマートキャンパスとして設計されており、革新的で学際的な教育と学習を可能にしています。このデータセンターの性能、効率性、持続可能性は、私たちのITシステムを構築するためのプラットフォームとなるでしょう」と述べています。

Digital Infra Network (Elliot Robinson記者)より抄訳・転載

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