AWSが新たにx86ベースのEC2インスタンスを発表
最新EC2インスタンスにインテルのオプションが追加
AWSは、最新のEC2インスタンスに、新たにIntel x86を搭載したバージョンを発表しました。
同社は昨年、AWSが設計したArmベースのGraviton2プロセッサを搭載した第6世代のEC2インスタンス「EC M6g」を発表しました。
今回の新しいAmazon EC2 M6iインスタンスは、インテルのIce Lake Xeon Scalableプロセッサを採用しています。同社は、これらのx86ベースのインスタンスは、Webサーバーやアプリケーションサーバー、コンテナ化されたアプリケーション、マイクロサービス、小規模なデータストアなどの汎用的なワークロードを実行するのに「適している」と述べています。また、高いメモリ帯域幅は、SAP HANAなどのエンタープライズアプリケーションや、CFD(Computational Fluid Dynamics)などのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のワークロードに「特に有効」だとしています。
M6iは、1つのインスタンスにつき最大128のvCPUと最大512GiBのメモリーをサポートし、40Gbpsの帯域幅に対応しています。また、vCPU、メモリー、ネットワーク、ストレージ容量が異なる9種類のインスタンスサイズが用意されます。
M6iインスタンスは、AWSのNitro Systemをベースに構築されており、ホストハードウェアのコンピュートリソースとメモリーリソースを別のハイパーバイザーとハードウェアにオフロードしています。
EC2 M6iインスタンスは、本日より以下の6つのAWSリージョンで提供が開始されます。【US East (N. Virginia), US West (Oregon), US East (Ohio), Europe (Ireland), Europe (Frankfurt), Asia Pacific (Singapore)】
AWSは以前2017年にも、カスタムのIntel Xeon Platinum 8175Mプロセッサを搭載した先代のEC2 M5インスタンスを導入していました。
また先月、AWSはEC2-Classicインスタンスを来年廃止すると発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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