Raxio、コートジボワールに初のキャリアニュートラルTier IIIデータセンターを計画

アフリカのデータセンター事業者Raxio Groupは、コートジボワールにTier IIIデータセンターの建設を計画しています。

この施設は、経済都市アビジャンの中心部から約30km離れた「Ivory Coast Village of Innovation and Technology」に設置されます。

Raxio Abidjanは、2023年の稼働開始を目指し、Master Power Technologies社と共同で開発が進められています。

当初は400ラックのスペース、1.5MWのIT電源容量が供給される予定です。同社は、今後数年間で施設を拡張していきたいと述べています。ちなみに競合のMainOneは、来年コートジボワールに50ラック規模のデータセンターの開設を予定しています。

コートジボワール(別名アイボリーコースト)は、データの転送や保存に関する幅広い規制を設けている西アフリカ経済通貨同盟(WAEMU)に属しており、データセンターでは、ベニン、ブルキナファソ、ギニアビサウ、マリ、ニジェール、セネガル、トーゴといった国々の銀行やその他の金融機関を受け入れることができます。

Raxio Groupのロバート・マリンズCEOは、「西アフリカ市場への最初の足掛かりとしてのコートジボワールへの進出を嬉しく思っている」と述べています。

「コートジボワールはこの地域における真のハブ拠点であり、この国初の Tier IIIキャリアニュートラル施設建設の決定は、当社の戦略に合致し、また当社の拡張努力を促進するものである。コートジボワールでは現在、デジタルインフラ分野での様々な動きがあり、この変革の一端を担えることは非常にエキサイティングだ」

同社は、ウガンダとコンゴ民主共和国でもデータセンターを運営しています。そして現在、モザンビークとエチオピアでも施設の建設を進めており、今後数年間で10~12のデータセンターを建設する計画です。

尚、この事業は、米国の投資会社Roha Group Incと資産運用会社Meriamのポートフォリオ企業です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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